< 情報局 >ORPとは?
「ORP」についてのお話です。

ORPとは、「酸化還元電位」の事で、物質、分子または原子が電子を失うことを「酸化」といい、逆に電子を得る(結合)することを「還元」といいます。
ORPを表す単位は、「mV」ですが、PHのようにプラスだから水質が良い、またはマイナスだったら悪いという事はなく、酸化傾向か還元傾向かを判断する指標として用いられます。

では何故、維持管理の際に測定するのか?

汚水を浄化する際にも、やはり「酸化」「還元」が行われています。
定期点検時にORPを毎回測定し、前回のORP測定値と今回の測定値の間に大きな差が出た場合、「酸化」「還元」に異常があると判断できます。逆に前回との差が少ない場合、浄化作用(消化反応・微生物処理)が安定していると判断できます。


PH測定と併せて、点検時の目安にお役立てください。