< 情報局 > PH電極の保管について
【PH電極の保管】についての情報です。

PH電極、PH/ORP電極とも、日常の簡単なケアにより、電極寿命が異なってくるのを知っていますか?

1.電極先端の液絡部は、内部液と比較電極を介して検水と導通させる大事な部分の為、常に湿った状態でなくてはなりません。乾燥してしまうと正常な測定が出来ません。よって、保管時は、ゴムキャップに電極内部液(KCL溶液)を染み込ませた脱脂綿を入れ、キャップを被せて保管して下さい。また、ゴムキャップを被せて保管することで、先端のガラス膜の保護にもなります。ガラス膜は衝撃に弱く破損しやすい為、膜に傷・ピンホール・汚れが発生すると正常な測定が出来ません。

2.こまめに校正するのも長持ちの秘訣です。(電極内部液の劣化を早期に発見できます)

3.そして一番重要なのが、日々の測定後の保管方法です。
測定後に、車に置きっぱなしの方もいるのではないでしょうか。ご使用後は精製水(なければ水道水でもOK❕)で電極をきれいに洗浄し汚れを拭き取り、冷暗所で保管して下さい。

※猛暑時または、寒冷地での車内の保管は、絶対に避けて下さい。

上記の内容は、測定値の異常だけではなく、電極劣化にも直結します。(PH電極の修理は出来ませんので、全て交換となってしまいます)

常日頃使用するものだからこそ、アフターケアが重要となってきます。